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「幾何学詩集:超越」を公開 [textes/notes/音楽] 2012/2/19
現代音楽系の無伴奏ヴァイオリン曲2つを書いて以来、しばらく休養していたところ、作曲(DTM)にも使っているiMacがおかしくなって、結局買い換えるという騒動が勃発。この間の事情についてこのサイトにまだ書いてなかった。今度記録しておくことにしよう。 さて新iMacの新OS(Lion)で、ソフト音源と、ついでにCrossOverアップグレードにより、Vocaloid2 初音ミクが復活。そこで、久々...
無伴奏ヴァイオリン2題 [textes/notes/音楽] 2012/1/9
昨年末から正月を挟んで、2曲の無伴奏ヴァイオリン曲を作成した。 この楽器のためのソロ曲としては、2年前に「Seiren(セイレーン)」というのを一度書いたことがある。ヴァイオリンに関してほとんど知識が無い状態で、改めていろいろ調べ、模索しながら試作したものだ。 その後昨年、ヴァイオリン・ピアノ・エレクトロニクスのための「時の生成」、弦楽四重奏曲、ヴァイオリンとピアノのための「リメインズ」と書...
認識と差異 [textes/notes/雑記] 2011/12/27
観念論のような難しい話ではなく、経験から言えることだが、「なんとなくわかっている」ようなつもりになっていた事物でも、あるときそれが全くの勘違いだったと気づくようなことは、誰にでもあるだろう。「これらは、こういうものだ」とずっと思ってきたけれども、あるときふと気づき、「これら」とくくってきたものA、B、Cが実際はひとくくりにできないような、それぞれに全然ちがうものだったと理解することがある。 猫...
2011年のまとめ [textes/notes/雑記] 2011/12/20
まだちょっと早いんだけど、作曲活動の面では既に私の2011年は、意識の中では終わっているので、恒例により「今年のまとめ」を書いておく。 昨年(2010)はボーカロイドを使ってみた実験的連作「断絶詩集」に前後しつつ、エレクトロニカ方面に重心が動き、「PRISM」諸作をとおして「サウンドデザイン」の技術をみずから向上させることができた。ような気がする。 今年はそこから、いまいちど「クラシック/現...
「タンゴ」を書いて [textes/自作解析] 2011/12/16
曲の完成とMP3公開から1週間経ってしまったが、新曲「Tango/Love for the People」を巡って書き留めておく。 曲ページ: http://www.signes.jp/musique/index.php?id=758 まさか自分が「タンゴ」らしきものを書くことになるとは思っていなかった。思いつきで作ることにしたのだが、エレクトロニカ的な要素、現代音楽的な要素などをど...
終わらないポストモダン、汎-情報主義のパラダイム [textes/思考] 2011/12/12
一口にポストモダンと言っても、論者のパースペクティヴによってさまざまな相を指して言われている。 音楽言論の季刊雑誌「アルテス VOL.01」に載っている、岡田暁生・三輪眞弘・吉岡洋各氏の鼎談の冒頭のほうで、岡田氏が、3月11日の大震災後数日経ってテレビで「愚にもつかないバラエティ番組」なども再開したのを見て「絶望」したと語っている。 この鼎談の流れでは、ポストモダン的な文化態様が、3.11大...
タンゴ、聖なる通俗性 [textes/notes/音楽] 2011/11/30
タンゴを書いている。 10年くらい前だったか、確かヨーヨー・マのCDをきっかけにアストル・ピアソラが大ブームになり、私のネット上の知人も幾人かは熱狂していたようだったが、自分自身は「いいな」とは思っても、さほど熱中させられはしなかった。 だからピアソラもタンゴも、現在でも私の関心の中心近くにはいない。しかし先日ふと、ネット上でタンゴ風の音楽を聴いたとき、その「大衆性」の雰囲気に憧憬の念をかき...
弦楽四重奏曲、完成 [textes/notes/音楽] 2011/10/29
数ヶ月かけて初めての弦楽四重奏曲全4楽章がやっと完成した。 自分はピアノ以外の楽器はピンと来ないし、DTMのみで音楽作るなら、実際の楽器をイミテートしても結局リアルさに届かないんだから、それなら最初からエレクトロニカみたいな電子音で構成した方がマシだ。 しかし「弦楽四重奏」という西洋近代音楽伝統の、完成度の高いフォーマットには興味があった。4声の対位法として、ピアノよりはるかに自在・複雑...
「現代的」であること [textes/notes/音楽] 2011/10/2
才能も技術も学もないくせに、下手の横好きで20年もの間「作曲」をやってきて、数をこなしていくうち自然なかたちで、それなりの「和声感覚」が成長してきたと思う。 もともと音感もなく、アカデミックな修練を積んでいないため徐々にではあるが、いつのまにか独自の「響き」を勘で探り当てられるようになり、この音はダメだとか、こんな音がほしいとか、まさに直感的な作業を繰り返してきたその積み重ねが、自分でも意図的...
集団への融合と無名性 [textes/notes/雑記] 2011/9/14
生後まもない乳児は、自己と外界とが分離しているという認識を持たず、自分という「個」が、世界に住む他者たちと同様に並列して存在している、といった世界観を取得するまでには時間がかかる。ラカンであれば、鏡の中の「自分の像」を認識し自己の身体を獲得する「鏡像段階」が必要だと言うことだろう。 言語習得のレベルで言えば、まず保護者から呼びかけられる「自己の名」を学ばねばならないが、子どもたちを見ていればわ...
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