フーガ

relations

clef 鍵語 バッハ

clef 鍵語 対位法

entry フーガを書く

そこに現れるのは「できごと」だろう。

フーガは自らを生成する。私の意図を超えたところで、次々と音組織が形成されていく。 フーガを書くということには、エクリチュールそれ自体の快楽があるに違いない。

つまり、フーガはフーガとして企図されたその瞬間から、自らの身体を構築し始める。
私はそれに対抗する。音楽の主導権を必死で取り返し、私は ...(全部読む)

 written by nt, 2003/8/22

[textes/思考]

entry バッハのフーガについて考える

バッハのフーガはなぜこんなに私たちを駆り立てるのか?


J.S.バッハが、彼に先立つ様々なもの・彼と同時代に存在する様々なものを「総合し」、膨大な数のフーガ/対位法作品を書くことで到達した地点とは何だったのか。
一般に、フーガ音楽には2つの規範が並行して存在するように見える。


一つ目は、「表出される心的ドラマを叙述する楽曲タイプ」。
二 ...(全部読む)

 written by nt, 2003/8/23

[textes/批評]

entry できごととしてのフーガ

2003年の「前奏曲とフーガ・4」を書いてから考えたこと。


しかし、「前奏曲とフーガ・4」で私が行ってしまった場所では、すべてが混然としながらも、最初から最後までが単純な構成原理に則っている、という現象が起きている。


この曲のフーガを書きながら実感していたのは、「なぜ、フーガなのか」ということだった。
この曲の前奏曲部分はこのままではあまりに ...(全部読む)

 written by nt, 2003/6/24

[textes/notes]

entry 前奏曲とフーガ (2002-2003)

新しいフーガを模索した作品。

  • 前奏曲とフーガ・1 -Fugue in the Deep Sea (3:27)

  • 前奏曲とフーガ・2 -The Flower above Water (2:42)

  • 前奏曲とフーガ・3 -Fugue of Halation (3:46)

  • 前奏曲とフーガ・4 -Anagram (5:00)

 composed & played
  by nt, 2003/7/19

[musique/composition]

entry フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー

ドストエフスキー作品の重層的な構造は、すぐれたフーガのそれと感触が似ている。

Dostoyevski, Fyodor Mikhailovich (1821-1881)

くろぐろと重い文体で、とにかく重量的に迫ってくる。心理描写も非常に鋭く、人物たちが生きて動いている。作品は重層的で、読むものの心をかき乱すようなところがある。
ドストエフスキーのキーワードは「意識」だろう。彼は「人格」ではない人間の実態を描き出すことに成功した最初の作家だ。しかもその「意識」は、相 ...(全部読む)

 written by nt, 2003/9/6

[textes/批評]

entry フーガの精神、その構造

どうも自分のやろうとしていることの整理がついていないのだという気がした。
そもそも、なぜフーガなのか? との問いに、いまだに答えることができない。
バッハのフーガの意義さえつかめば、どうしてもフーガでなければならないという理由はない。
ヒンデミットのように、とにかくひたすらフーガに向かう ...(全部読む)

 written by nt, 2003/6/16

[textes/notes]

entry Kunst der Fuge (OnClassical)

多数のフーガMIDIを収録するサイト(英語)。

[links/音楽]

2075079

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