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祭りの年を越して —コンサート「周縁のポエティカ・2024」終了—
[textes/notes/音楽] 2024/12/30
2024年9月23日、実質私の作曲個展コンサートである「周縁のポエティカ・2024」は、札幌市ザ・ルーテルホールにて、予定どおり実施された。 すでにあれから3ヶ月が経つ。音楽上の自分の生涯で最大のイベントが終わって、それについての記事を書こうと思い、幾らか草稿を書いてはいたのだが、「あれは結局何だったのか?」という総括を明確に打ち立てることが出来ずに、なにか困惑したような状態でぼんやりとその後...
周縁のポエティカ・2024
[textes/notes/音楽] 2024/9/9
2024年9月23日、札幌市ザ・ルーテルホールでのコンサート(実質、私の作曲個展)「周縁のポエティカ・2024」がいよいよ2週間後に迫ってきた。 構想・イベントテーマの探索、準備や演奏の練習に費やしてきた1年間はあっという間に経過してしまい、もはや逃げ道のないところまで追い込まれた。 コンサートの内容等については特設サイトに記載したのでここでは省略する。 前売りチケットはとう...
「まどろむソフィー」初演 - ステージ上で存在スルこと
[textes/notes/雑記] 2023/9/10
ヴァイオリンと電子楽器のための「まどろむソフィー」は、最初に完成したのは今年の3月5日。このときは、スピーカーやPCの他は8トラックマルチティンバーのバーチャル・アナログ・シンセ、Waldorf Kyraただ1台を使用する設定であった。ヴァイオリンの生演奏と同時に、Kyraのツマミなどを動かして「リアルタイムな機器操作」をコンサートで演じようと思っていた。 が、聴き返してみると、やはりアナログ...
2024作曲個展開催へ
[textes/notes/雑記] 2023/5/26
来年2024年の9月か10月に、札幌において、私の「作曲個展」なるものをおこがましくも開催するべく、準備を始めたところである。 そんな大それた、愚かな、と言うべきことではあるが、相当の出費を覚悟して新しい音楽的段階を生み出すための、これはかなり大がかりな試みだと思っている。 発端 1人の現役作曲家の作品ばかりの演奏会で、たぶんその作曲家自身の主催によるものを作曲個展と呼ぶらしい、というこ...
2022、クラシックに還る
[textes/notes/雑記] 2022/12/30
今年夏までは洋ロック、特に北欧のメロディック・ヘヴィメタルバンド、「プリティ・メイズ」と、そのヴォーカルのロニー・アトキンスのソロアルバムなどを中心に盛んに聴いていたが、8月15日、八戸イカール国際音楽祭で聴いた音楽と、そこで接することのできた演奏家たちの印象が強く作用して、改めてクラシック音楽に関心が向いた。 イカールで接した音楽は現代音楽ではなく、より一般的なクラシック音楽だった。恐ろしく...
プロとアマ
[textes/notes/雑記] 2022/8/21
先日、2022年8月14日(日)から16日(火)にかけて、青森県八戸市へ旅行に行ってきた。メインの目的は、8/13-8/19と7日間開催される「八戸イカール国際音楽祭2022 Hachinohe ika-r International Music Festival」のうち、15日夜のコンサートを参観することだったが、この日を選んだのは、難曲すぎてなかなか生演奏を聴くことの出来ないシマノフスキのヴ...
社会の音楽への不適合について
[textes/notes] 2021/4/18
昨日公開した新作「Their Metallic Hearts - feat. 巡音ルカ」は、変拍子だらけの変則ヘヴィメタルながら、割とエモーショナルな旋律性も持っているので、今回は幾らか世間での「受け」がいいかもしれない、と思っていたのだが、これが何と、笑ってしまうくらいの無反応で、SNSでもほぼ完全スルーされてしまった。やはり変拍子だと一般的な聴き手には上手く乗り切れず、私が「エモーショナル」...
2020年、コロナの年
[textes/notes/雑記] 2020/12/31
今年2020年はとにもかくにも、地球上の多くの人びとにとって新型コロナウィルスの年であった。 日本で急速に騒がれ始めた2月の末頃からは首相の思いつき(人気取り)で1ヶ月以上もの期間の全国一斉休校に入り、春には不要不急の外出自粛要請、国からテレワーク等の強い推奨があって、一時期は街から人が消えた。欧米のような強制力のあるロックダウンの指令は法律の制約上出来なかったものの、日本人は強い危機感を共有...
桐野夏生『日没』感想
[textes/notes/文学] 2020/10/11
以下は、「ブクログ」に書いた桐野夏生さんの最新小説『日没』のレビューの転載である。この本は現在の日本にとって重要な意味のある文学だと思い、1時間以上もかけてレビューを書いたので、このサイトにも転記しておくことにした。
2020年9月29日第1刷。最近矢継ぎ早に読んでいる作家桐野夏生さんの最新長編小説である。しかもどうやら、「表現の不自由」の近未来を描くという、まさにタイムリーな、現在の滅び行く日本の病理に直接対峙する内容らしいので、非常に期待して購入した。 が、読み始めて物語世界の薄いシュールさに戸惑い、「大丈夫かな」と心配になった。カフカ、ブランショ、オースター、安部公房、アンナ・カヴァンに近いような、...
9連休という虚空
[textes/思考] 2020/8/15
8月8日(土)から8月16日(日)まで9連休となってしまった。本当は11日(火)から14日(金)は仕事のあるべき平日なのだが、職場を閉めるからと半強制的に休暇を取らされ、自分にとってはメールや郵便物への対応など業務が溜まるから長すぎる長期休暇はイヤなのだけれど、圧力に従わざるを得ない。 去年のゴールデンウィークの10連休もあまりにも長すぎたが、確か天気は良くて、よく自転車であちこち走り回った記...
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