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頑迷さとしてのヘーゲル
[textes/批評/哲学・思想] 2009/7/26
&o ヘーゲルの歴史哲学については、もう読んだものとずっと思ってきたのだが、最近になってそうではないことに気づいた。そこでようやく岩波文庫の上下2分冊『歴史哲学講義』(長谷川宏訳)を買い、読み始めた。難解な部分はほとんどない、平易な文章だ。 なぜ既に読んだものと思い込んでいたかというと、少なくとも20世紀以降、ヘーゲルの歴史観はすこぶる評判が悪く、近代西欧至上主義の独善的な考え方で非西...
神話の森のいきものがかり
[textes/批評/音楽] 2009/7/5
テレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」を子供と一緒に見ていたら、昨年春頃に流れていた「ブルーバード」というオープニング曲がいかにもキャッチ―でシンプルな短調曲で、なんかいいなあ、と思っていた。娘もすぐに口ずさんでしまうようになり、ひどく頭にこびりつくこのメロディーが、ずっと私からも離れなかった。 調べてみると、「いきものがかり」の曲だった。最新の3rdアルバム「My song You...
スタンリー・キューブリック 居心地の悪い世界
[textes/批評/映画] 2009/6/21
このところ、スタンリー・キューブリックの映画を立て続けに観たら具合が悪くなってきた。 映画の筋がどうこう言うよりも、あの「不自然に綺麗すぎる」映像に神経を逆なでられる思いだ。 スタンリー・キューブリックは「完璧主義者」としてよく知られており、純粋な「映画監督」としての業務を超えて映画制作の全面を指揮し、特に撮影に関しては自身かなりの腕とこだわりを持っていたようである。 そうして彼の映画に...
狂気という美しさ:ポランスキー「反撥」
[textes/批評/映画] 2009/6/6
かねてからコーエン兄弟の映画「バートン・フィンク」(1991)が好きで、あのじめじめねっとりとした狂おしい空間を愛好していたのだが、もっと凄い映画に出会った。 ロマン・ポランスキー監督の初期の映画、「反撥」(1964)。 これは凄い。引きずり込まれるように観させられ、狂気に落ちていく精神の軌跡をモノクロの美しい映像で強烈に叩きつけられた。 全体に静かな映画で、今日のホラー映画のようなグロさ...
最近読んだ本:フォイエルバッハ、フォークナーほか
[textes/notes/雑記] 2009/6/4
ここ2週間ほどで読んだ本についてメモ。文庫本ばっかり。 エルヴィン・パノフスキー『“象徴(シンボル)形式”としての遠近法』(木田元監修、川戸れい子・上村清雄訳、ちくま学芸文庫) スラヴォイ・ジジェク『ロベスピエール/毛沢東―革命とテロル』(長原豊・松本潤一郎訳、河出文庫) ミシェル・フーコー『わたしは花火師です』(中山元訳、ちくま学芸文庫) ジョルジュ・デュメジル『デュメジル・コレクション』(...
余生をどう送るか
[textes/notes/雑記] 2009/5/21
7年くらいの長きにわたって「サイト運営」をし、たまに休息しながらも、とりわけやっきになって「作曲」に取り組んできたのだった。 こうした夢中の努力は、やはり自分が若さに任せてエネルギーを費やしてきたたまものだったろう。 自己の思考を突き進めながら、苦しみの中で重ねてきた「作曲」という冒険は、しかし、とりあえず「残酷な小曲集」の数曲のうちに、その最終的境地を見いだした。それらは未完成な・無価値な...
神尾真由子さんのヴァイオリン
[textes/notes/音楽] 2009/5/21
以前、松田理奈さんのヴァイオリンについて書いたことがあったが、自分の好みとしては、この方の音楽性は繊細だがおとなしすぎるような気もしたのだった。 女子ソフトボール日本代表をなぜ「なでしこジャパン」などと言うのかと疑問に思っていたが、そういえば、松田さんの音楽には、なんとなくこの「なでしこ」という言葉が似合う。たぶんご本人はそんなことはなくて、おとなしめであってもあくまで現代女性なのだろうと想像...
倉木麻衣はオヤジたちの華か?
[textes/notes/音楽] 2009/5/10
倉木麻衣のDVDを観ていて、1曲終わるごとに「まいちゃーん!!」と叫んでる野郎がいて、うるさいなあ、と思っていたが、ふと、恐ろしいことに気づいた。 ライヴで観客席が映し出されたとき・・・そこに並んでいるのは、野郎、野郎、あんちゃん、オヤジ、・・・なんと、大半が男どもなのである。もちろん女性ファンもいるのだが、圧倒的に男が多い。しかも彼らはあまり若くない。30代から、40代。あるいはもっと・・・...
倉木麻衣づくし
[textes/notes/音楽] 2009/5/6
5連休、終わり。前半、昼間は家族と一緒に小ドライブなどしていたが、娘が昨日から熱を出したため、2日間じっと家にいることになった。 まえにちょっと書いた「MySQLの文字化け問題」は、単に/etc/my.cnfの記述ミスだったようで、実はあっさり解決。しかし作曲する気もしないので、本を読んだり、CDを聴いたりしていた。 こないだから聴いている倉木麻衣がメインだが、それとビル・ラズウェル、ストラ...
キヨシロー!
[textes/notes/音楽] 2009/5/3
忌野清志郎さんが昨日、ガンで亡くなってしまった。 2006年に私の姉と父がやはりガンで死に、次は自分の番だろうと思っていたら、そうではなくて、清志郎だった。 清志郎の音楽については、もう10年以上全く聴いていないのではないか。しかし、学生時代から二十代半ばにかけて、私はRCサクセションやタイマーズを聴きまくっていたのだ。CDケースがすっかり壊れてしまうくらい。そういえば、私が「歌手のライヴ...
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