思想
レヴィナスは、私の最もお気に入りの思想家のひとりだ。
Levinas, Emmanuel (1905-1995)
私にとって、いま最も魅惑的な哲学者の一人だ。
その魅力の大半は、「他者の他者性」の思想もさることながら、あの重厚で複雑怪奇な、難解きわまりない文体にあるかもしれない。
異様な、ほとんど独りよがりでさえある用語の創出や、歪められた言い回し。論説するというよりむしろ唸りつづけているかのような、一 ...(全部読む)
written by nt, 2004/12/10
[textes/批評]
Foucault, Michel (1926-1984)
構造主義時代の偉大な思想家。
思考のバックに圧倒的な資料の山があり、その視角は現代にふさわしい鋭利さ。
フーコーはニーチェを受け継ぎ、20世紀においてみごとに価値転換をしてみせた。
文章が緻密で長々としているので、
読むのは大変だけどはまるとほんとにおもしろい。
このフーコー思想をいかに乗りこえるかが、21世紀の課題だろう。
written by nt, 2003/9/6
[textes/批評]
20世紀の思想の転換点の一つを成した、極めて大きな存在。
ニーチェは危険だ。
やたらに鋭い切り口でアフォリズムを四方に繰り出しており、その思想をどう受け取るか、というのが非常に難しい。その思想そのものが「体系」からかけはなれているので、自分の好きなようにニーチェを引用することができるのだ。
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written by nt, 2003/9/6
[textes/批評]