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文学について
文学という言葉が指し示しているのは、文化現象の核心をなしている領域で、それは恐らく、ひとつの文化の心理状況あるいは構造の根底を体現するような領域であるに違いない。
ヨーロッパの19世紀は、文学、とりわけ詩の世紀だった。
上層の階級では、教養人は詩をいくつも暗誦できることが当たり前であり、こ ...(全部読む)
written by nt, 2002/3/12
[textes/思考]
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非-意味へと向かう音楽
何年か前からストラヴィンスキーに本格的に惹かれ始め、CDを買い漁っていた。が、その割にはこの音楽の魅力の本体をつかむことができず、本サイトの批評に記事を書いたのも、つい先日だ。
なぜ人は「春の祭典」ばかりを賞賛し、後年の新古典主義時代・十二音主義時代の作品については沈黙しているのか? この謎に ...(全部読む)
written by nt, 2007/3/10
[textes/notes]
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インヴェンション第1集
多様さへ。
インヴェンション No.1 ハ短調 (1:19)
インヴェンション No.2 ヘ短調 (1:41)
インヴェンション No.3 変ロBlues (1:55)
インヴェンション No.4 変ホ短調 fugue (2:57)
インヴェンション No.5 変イ長調 (2:12)
インヴェンション No.6 嬰ハ短調 fugue (0:53)
インヴェンション No.7 嬰ヘ短調 fugue (1:49)
インヴェンション No.8 ロ長調 (1:58)
インヴェンション No.9 ホ短調 (1:58)
インヴェンション No.10 イ長調 (2:52)
インヴェンション No.11 ニ短調 (2:12)
インヴェンション No.12 ト短調 fugue (1:47)
composed & played
by nt, 2005/10/9
[musique/composition]
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14世紀のモダニスム
少し前に、アルス・ノヴァの作曲家ギヨーム・ド・マショー(1300?-1377)のCD「シャンソン集」(Orlando Consort)にはまり、毎日何度も繰り返し聴いていたが、最近、フィリップ・ド・ヴィトリ(1291-1361)の「モテット・シャンソン集」(Sequentia)と、「シャンティイ写本 ...(全部読む)
written by nt, 2008/2/13
[textes/notes]
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批評について
批評のコトバは無責任である。
それは自分自身のエクリチュールの構造を隠蔽しながら、他者の作品、あるいは作品のシーニュを勝手に煮たり焼いたりする。
ところが、批評を重ねることによって、実は批評する本人の骨格が露になってくるはずで、下らない批評は批評家自身の下らなさを簡単に暴露してしまう。
...(全部読む)
written by nt, 2002/2/5
[textes/思考]
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物語
・ある精神が数々の困難を経て、最後には偉大な栄光を勝ちとる。
・ある2人が不和や誤解を経験しながらも、最後には理解しあい、愛情へと到達する。
・ある悪者(逸脱者)が改心し、善人たちの共同体に帰ってくる。
例としていくつか挙げたにすぎないこうした「物語」は、たぶん、いくつかのプロ ...(全部読む)
written by nt, 2002/1/15
[textes/思考]
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