街角
ポピュラーミュージック
街角には音楽があふれている。だがそれはもはや音楽なのかどうかもはっきりわからないほど、複雑な要素が絡み合ってできた、記号の集合体なのだ。
先日急にTwitterをやめ、アカウントを削除してしまった。
以前から私はインターネットの諸機能が文化にもたらす状況について、悲観的である。
インターネットは情報を取得するためのツールとしては絶大な効用をもち、もはや無くてはならないものだが、有象無象が無価値で馬鹿馬鹿しいたわごとを垂れ ...(全部読む)
written by nt, 2013/9/6
[textes/notes]
去年のにくらべ、今回の旅行ではずいぶんと道に迷った。思えば昨年は羽田空港から山手線を回るコースがほとんどで、山手線というのは私のような方向音痴にもわかりやすくてありがたく、とにかくこれに乗れば東京の「主要な」箇所に行けるし、間違えて逆方向に乗ってもいつかは着くという安心感がある。今年の旅行では ...(全部読む)
written by nt, 2017/6/11
[textes/notes]
写真のなかで街の光景が変容していく。
web上の写真家、篠有里さんの作品について、つたない言葉を寄せさせていただきます。
[2006/06/28 本文に少し修正を加えました。]
篠さんの写真はご自身のwebsite、「街を歩く」でたくさん公開されています。また、グループのサイトAssemblage・∞では
篠さんの写真と詩を見 ...(全部読む)
written by nt, 2006/6/25
[textes/批評]
昨日のつづき。愛する対象からの愛を拒絶しつづける、リルケの放蕩児のような自分の音楽にうんざりして、やはり絶望せざるを得ない日々だが、疲弊しながら行き着いたwebサイトで、素敵な音楽に出会って、感動した。
ゆうさんの音楽、いいです。
website: http://loversinrubb ...(全部読む)
written by nt, 2010/2/14
[textes/notes]
プーランクの音楽は街角にふさわしい。そして街角の音楽がそうであるように、プーランクのそれもやはり、楽しさの向こうで悲しみにたどり着く。
Poulenc, Francis (1899-1963)
いわゆる「6人組」のひとり。
通俗的ないし悪趣味なところもあるが、
それはそれで20世紀の音楽のあり方としてはアリだったんだろうな、という気がする。
サティ、ストラヴィンスキー、シューベルト、シューマン、
モーツァルト、なんでもごちゃまぜにしたような感じ。
しかも「エディット・ピアフを ...(全部読む)
written by nt, 2003/9/6
[textes/批評]
倖田來未の音楽は、街角に明滅する空虚なオブジェクトのひとつだ。
このところ、倖田來未の音楽を聴いている。
最初のベスト盤「BEST〜first things〜」(2005.9)は評判通り、収録曲の多くが覚えやすくキャッチーで(つまりどこかで聞いたような感じで)、わりと歌もうまくいい出来だと思う(J-POPの水準の中で)。
ただ、作曲者の好みのせいか、ベス ...(全部読む)
written by nt, 2006/4/27
[textes/批評]