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パッケージについて [textes/思考] 2013/8/26
たとえばマルクスのような理論を読んで腑に落ちないと感じるのは、人間と「物」それ自体との直接的な関係には、それほど重要性は無いのではないかという点だ。商品は「労働」の産物としての意味を持つというより、「労働」以前に、初めから別のコンテクストで「意味」として生成され、意味として流通していくのではないか。逆に言うと、流通するからこそ、そこに意味が生まれる。流通は意味の生産装置である。「生産すること」は...
「Scorpius」が演奏された [textes/notes/雑記] 2013/8/24
イタリアのダニエーレ・コロンボさんが、4月に書いた「Scorpius for Violin Solo」を実演して録音してくださった。コロンボさんはかつて私の「Draco」「Seiren」「Cygnus」をリサイタルで演奏して下さった(参照: スタジオ録音版の動画)ので、これで私のヴァイオリン独奏曲すべてを演奏されたことになる。もったいない話だ。 「Scorpius」はどう見ても「難曲」であるが、...
立ち止まること [textes/notes/雑記] 2013/8/18
ピアノ前奏曲3連発のあと、これらをまとめてひとつの動画にして公開。さて次の曲は。と思ったが、何となくすぐ次に取り掛かる気がしなくなって、立ち止まった。 いっときがむしゃらに突き進んだ後、ちょっと歩を止めて沈黙しようとするのは、無意識のうちに「自我」のバランスを調整し崩落を回避するための、ホメオスタシス的な、自然な反応かもしれない。 半年以上、ボーカロイド含め「ポピュラーミュージック」方面は...
「Digital Insect Zone」を公開 [textes/notes/音楽] 2013/8/11
前作とは打って変わって、高速テンポの曲「Digital Insect Zone」が完成。 私はどちらかというと、こういう、リズミカルでメカニカルな動きの曲調が好きである。そして今回はかなり久しぶりにフガートを織り込んでいる。リズムの遊びは楽しいが、対位法様式で書くのはしんどいし、時間がかかる。 テンポが速いので100小節程度ではあっという間に曲が終わってしまう。どうやら「曲の長さ」の感覚と...
「A Long Moment」完成 [textes/notes/音楽] 2013/8/3
「Bogus Birds」を書き上げた直後、ある方から「もっと遅い曲を書いて下さい」と言われたので、予定を変更し、翌7月31日から「遅い曲」を書き始め、5日間弱で完成させてしまった。「A Long Moment」。テンポが遅く、演奏も比較的容易に、音数を少なくしたから、こういう作業はDTMでも早く完了できるようだ。 前作に引き続き、Finaleからの作曲作業である。 A Long Mome...
「Bogus Birds」を公開 [textes/notes/音楽] 2013/7/29
昨年5月に書いた「Riverhead Prateau」以来の、「23のピアノ前奏曲」新作を仕上げた。まだやっと通算10曲目。 今回これまでの作曲方法とちがったのは、DAWの「Logic」で作業を開始せず、「Finale」で楽譜を作りながらの作曲となったことだ。プラットフォームの変更はかなり大きい。Finaleの操作もまだ完全に把握していないので、ちょっとしたことがなかなか出来ずに手間取って、苦...
「Monetary Nature」を改訂 [textes/notes/音楽] 2013/7/15
1ヶ月ほどかけて作ったピアノと管弦楽のための「Monetary Nature (貨幣性)」、さらに3週間くらいかけてfinaleで楽譜を作成した。改めて楽譜化するに伴い、楽器編成を見直したため、全体的に音そのものを付け加えたり、変更したりすることになった。 かくしてこの曲、どうやらあまり人には歓迎してもらえなかったものの、とにかく手間のかかった作品となった。 Monetary Nature...
「Monetary Nature」を公開 [textes/notes/音楽] 2013/6/22
管弦楽を書くためには勉強と経験が絶対に必要なのだが、私は両方ともそなえていない。だからオケはあまり書かずにいつもエレクトロニクスで我慢しているのだが、今回は久々にオケに挑戦した。子どもの頃から私の最も好きなフォーマット、ピアノ協奏曲である。これまでで最も長い12分半。さすがに作るのに時間がかかった。 タイトル(「Monetary Nature = 貨幣性」)は先日書いた文章に関連している。自己...
貨幣-系としての音楽 [textes/思考] 2013/6/5
岩井克人さんの『21世紀の資本主義論』『貨幣論』を読んでみたら、独特な存在としての貨幣論が面白かった。 貨幣という存在は、みずからの存在の根拠をみずからでつくりだしている存在である。 (岩井克人著、ちくま学芸文庫『貨幣論』P104) この視点を音楽にも反映して考え直したら面白いんじゃないか、という誘惑にかられた。 もう一つ、スチュアート・カウフマンの『自己組織化と進化の論理』は、複雑系理...
テレビドラマの消費スピード - 上戸彩主演「アテンションプリーズ」を見て [textes/notes/雑記] 2013/5/12
映画「あずみ」(2003)「あずみ2」(2005)を見て、「刺客」としてサバイバルしてきた筈の少女がこんなに髪をきれいにセットしているなんてありえないし、時代と設定から当然出てきそうなエロもないなあ(あとで原作をちらっと見たら、やはり少しあった)、さすがにアクションはアメリカ映画みたいなキレがなくて甘いなあ。と思いながらも、上戸彩さんはなかなか可愛いな、と目を付けた。 それ以来少し(いまさら...
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