マイルス・デイビス
written 2003/9/6 [ updated 2006/6/1 ]
Davis, Miles (1926-1991)
なんといっても、ジャズを牽引してきた、強烈なカリスマである。全身からかもし出すダークな雰囲気が「ジャズ」のイメージを決定している。
彼のエクリチュールの特色は音を節約することで、それらの音の価値を十全に噛みしめる。だからマイルスの音はいっそう孤独で、重い。
そしてトータルなサウンドクリエイターとして、音楽の記号化作用を
見極めながら、多くの才能を操っていった。
Nefertiti (1967)
この頃のマイルスサウンドが一番気に入っている。 ・・・なにしろ、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーターにトニー・ウィリアムスといった、ものすごい連中を率いていたのだ。
You're Under Arrest (1984)
「タイム・アフター・タイム」と「ヒューマン・ネイチャー」が絶品。