Noesis
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written 2005/1/31
ながい苦労のあとで、どこかへ帰っていくことを夢見ていた。
だが、どこへ?
なにか初めてのものと対峙した瞬間の、唯一的な体験。
もの=音楽を志向し、それを今まさにとらえようとする自己の、その志向性。
その瞬間には、音楽はまだ記号になってはいないにちがいない。
だが回帰を試みた次の瞬間に、もう私は記号の中に堕落している。
そうだ。音楽は現れる前に消え去り、無残にも記号にまみれた私の身体が残る。
いまだ呼び出しえないそのものを、どのように志向するのか。
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Noesis 1
2005/1/21 (TIME: 3:11)
江頭さんに (Suzu: http://homepage2.nifty.com/tinkle-time/) piano -
Noesis 2
2005/1/31 (TIME: 2:01)
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